教育史 「大宝令による学制について説明せよ。」

閲覧数2,985
ダウンロード数0
履歴確認

    • ページ数 : 3ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    教育史 大宝令による学制について説明せよ。

    大化の改新を契機に、大和朝廷を中心とした氏姓国家は、隋・唐の律令制度を模範とする中央集権国家へと進展した。律令は天智天皇以来選集され、近江令、浄御原令を経て大宝令(701年)が制定され、最も統合的な内容を持つ大規模な国法が完成した。そして、平城京遷都により大化の改新が一応の実を結んだのである。この法令と古事記や日本書記などの国史の選集の完成には、この時代の文化発達を立証するものがあり、律令には、我が国最初の教育制度が文章で表されている。その大宝令に示された学制、日本最初の教育制度とはどの様なものであったか、大変興味が湧いた為この設題を選んだ。

    「大宝令」とは、大宝元年の制定であることから「大宝律令」と称されている。大宝令は、唐の制度に倣って制定され、翌年には全国に頒布された。しかし、効果は上がらずこの大宝律令の全文は現存していないが、養老律令として部分的に改訂されたものから内容を知ることができる。そこには、官制・税制・兵制等の30編の令から成る1つに学令あり、22カ条にわたり詳細な学制が規定されている。それには、官僚の養成を目的とした大学...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。