病弱虚弱児の心理生理病理

閲覧数2,583
ダウンロード数37
履歴確認

    • ページ数 : 6ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    病弱・虚弱児の主な疾患について、生理・病理を簡単に説明し、医療と教育の連携を具体的に述べなさい。
     病弱虚弱児教育の対象となる主要疾患の生理・病理について
    1.悪性腫瘍疾患
     15歳までの小児期に発症するがんを小児がんと呼び、発症確率は1万分の1程度だが、小児期の致死的な疾患のひとつである。
     小児がんの種類としては最も多い急性白血病ならびに悪性リンパ腫からなる造血器腫瘍で、全体の約半数を占める。それに脳腫瘍と神経芽種が続く。その他に、腎から発症するウィルムス腫瘍、横紋筋肉腫、骨腫瘍などがある。
    1).白血病
    小児の白血病の95%以上が急性白血病である。急性白血病の主な症状は、遷延する発熱、顔色不良、出血傾向(鼻血、あざなど)、全身倦怠感、食欲不振、骨や間接の痛みなどがある。
    白血病細胞は、骨髄の中で異常増殖し、骨髄の機能を障害する。これが白血病という疾患の本態である。骨髄は骨の中にあるスポンジ状の組織で血液細胞を生成している。血液中の細胞成分には、赤血球・白血球・血小板があるが、白血病細胞の異常増殖により、それらが欠如していき、易感染性、貧血、出血傾向が生じるのである。
    白血病は遺伝...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。