「なぜ環境による保育が幼児教育では求められるのか述べよ。」
現代社会は少子化、核家族化、女性の社会進出による共働き世帯の増加など大きな変化が生じている。これらの社会変化により子どもを取り巻く環境が変化し、子どもの発達に様々な悪影響を及ぼしている。そのため、環境による保育が幼児教育では求められている。
また近年、日本の教育界は、不登校、学級機能不全等の問題を抱えており、国はこれらの教育問題に対して打開策を試みているが、現状は改善されていない。
この教育問題解決の停滞に関しては、様々な要因が考えられるが、乳幼児期の保育もその要因の一つであると考えられている。なぜならば、幼稚園教育要領に乳児期は人間形成の基盤を築く時期であると述べられている通り、乳児期は外界から多大な影響を受けるからである。
では次に、保育の基本についてまとめていく。
保育の基本は、遊びを中心とした環境を通しての指導である。幼稚園教育要領第1章総則に遊びを通しての総合的な指導として「幼児の自発的な活動としての遊びは、心身の調和のとれた発達の基礎を培う重要な学習であることを考慮して、遊びを通しての指導を中心とし...