小学校学級経営論

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    資料紹介

    現在私たちの国では中学生をめぐって、非行や校内暴力などの問題が大きな社会的話題となっている。それは教育に留まらず、社会そのものの在り方にも関わる危機的状況である。しかしこの状況というのは、ただ中学生の問題行動として終わらせていいものなのだろうか。
    私は中学生に起こっている問題の萌芽が、多くは小学生の時代から起こっていると考えている。いじめなどの精神的・肉体的暴力や、登校拒否などの問題は小学校高学年の段階で、すでに顕在化している。小学校の低学年から中学年までは何とか指導出来ていたが、高学年になると今まで行ってきた指導に全く効果がない。そのため子どもの心がなかなかつかめずに、子どもに対し、どう働きかければよいのか分からなくなっている教師も少なくない。そのため、教師の対応が邪険になり、問題の発端になったり、増大の引き金になったりすることもある。
    現代の子どもというのは、ひどく大人びた口を聞くかと思えば、すぐにべたべた甘えたり、衝動的になるといったような幼児性を極端に残していたり、ひどく明るくて素直だが、何かに熱中したり、集中したりすることが出来ず、忍耐力が身に付かないまま育ってきたりしている。また、非常におとなしくて一般的にはいい子に見えていた小学生が、突然登校拒否や家庭内暴力に訴えるということがしばしば起こっている。このような事態は、子どもの発達段階において外面と内面のズレが顕著に起こっているため、外見では判断出来ないような、するどい内面の矛盾を子どもが抱えており、爆発的に外に表面化しているということ意味している。
    このように、子どもへの働きかけが上手くいかないといった事態の根底にあるのは、上記のような子どもの増加が引き金になっていると私は考える。そのために、教師が「いじめ」や「登校拒否」に走る子どもの暴走を止めるためには、もっと子どもの内面に立ち入って、彼らの発達の現実を見つめていかなければならないのではないだろうか。

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    はじめに>
    現在私たちの国では中学生をめぐって、非行や校内暴力などの問題が大きな社会的話題となっている。それは教育に留まらず、社会そのものの在り方にも関わる危機的状況である。しかしこの状況というのは、ただ中学生の問題行動として終わらせていいものなのだろうか。
    私は中学生に起こっている問題の萌芽が、多くは小学生の時代から起こっていると考えている。いじめなどの精神的・肉体的暴力や、登校拒否などの問題は小学校高学年の段階で、すでに顕在化している。小学校の低学年から中学年までは何とか指導出来ていたが、高学年になると今まで行ってきた指導に全く効果がない。そのため子どもの心がなかなかつかめずに、子どもに対し、どう働きかければよいのか分からなくなっている教師も少なくない。そのため、教師の対応が邪険になり、問題の発端になったり、増大の引き金になったりすることもある。
    現代の子どもというのは、ひどく大人びた口を聞くかと思えば、すぐにべたべた甘えたり、衝動的になるといったような幼児性を極端に残していたり、ひどく明るくて素直だが、何かに熱中したり、集中したりすることが出来ず、忍耐力が身に付かないまま育ってき...

    コメント6件

    kairi0ss 購入
    これは、ほとんど文献研究のようですね・・・
    私の通っている学校じゃ、文献研究は認められていないので、
    評価しづらいです・・・
    すいません。
    2006/08/11 10:32 (18年3ヶ月前)

    surf1234 購入
    参考になった。
    2006/09/28 15:42 (18年1ヶ月前)

    a-kio 購入
    文献研究に偏りすぎてる感じがした。
    2006/10/29 0:35 (18年前)

    maririn0811 購入
    役に他tt
    2006/11/17 2:27 (18年前)

    玄侑 購入
    参考にさせていただきました。
    2007/01/11 1:32 (17年10ヶ月前)

    labra_m 購入
    参考にさせていただきました。
    2007/08/16 15:58 (17年2ヶ月前)

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