援助技術 最終試験

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    資料紹介

    資料の原本内容

    面接の方法(展開)
    面接の展開には大きく分けて3段階がある。
    1番目は、最初は準備の段階である。

    面接は目的をもったものであるため、それに沿った適切な準備の上で行う必要がある。

    まず、相談者がその場の状況に親近感を持てることが重要であり、机やいすの配置に配慮が必要である。また、面接の話声が外に漏れない、落ち着いた部屋を使うことが望ましい。

    その他にも、面接の目的との関連で必要とされる情報を収集しておくことも必要である。

    複数の相談員がかかわる場合は、相互の役割分担を確認しておくなど、細かな配慮も必要である。
    2番目は、展開の団亜紀である。

    初期の段階では、不安や緊張の除去に努めたり、受容的な雰囲気や非審判的態度、秘密の保持の保障に努めていくことが重要である。

    インテークでは、相談員は持ち込まれた問題を、当該機関、施設のサービスや提供の仕方と関わらせて説明、検討をして、ここで処理できるかどうかを明確にしていく。そして、相談者がこの機関での援助を受けようとする意思を確認し、問題解決に努める。

    店内の中期には、問題解決に向かって面接を継続させ、面接の場所も相談者とその問題状況に応じて使い分ける必要がある。

    面接は、あくまで相談者のペースで進行し、必要があれば、面接の目的や計画を一部修正し、もう意思と焦点化していくことも行う。

    コミュニケーションも、相手に理解ができるような方法を使用することが必要である。
    3番目は、終結の段階である。

    この段階では、終結が近付いていることを相手に伝え、相談の成果を要約し、両者の間で評価しあい、合意に達するようにもっていく。また必要に応じて再度利用してほしい旨を伝え送りだす。

    終結の目安は、相談者が自分で問題に対処しようとする積極的な気持ちが見えてきたとき、当初設定された目標が達成され、問題状況がひと段落ついたとき、あるいは約束の時期が近づいたときなどが良い機会である。援助者は終結を絶えず意識しながら面接を行う必要がある。また、面接はケース記録として記録に残すことが必要である。
    これらが、面接の展開と留意点である。
    面接の技法(応答)
    面接の応答技法には大きく分けて3つある。
    まずは、傾聴である。傾聴は、相手の話に関心を持ち、相手の話に意識を集中して、自分の主観や価値判断の表明は後回しにして、相手の身になって理解しようとすることである。

    その効果として、「自分の話をじっくりと聞いてもらえることで、心が落ち着き、安心する。」「相手の人と近づいた感じがする。」「相手に大切にされていると感じる。」「自分は自分でいいんだと思える」「自分の考えや気持ちに気づき、整理できる」などがあげられる。
    次に、応答である。

    応答は、相手の経験したこと、感じていること、望んでいることなどを、できるだけ的確に捉えること。そしてそれを相手に伝え返して確認することである。

    その効果として、「話しを聴いていること、理解していることを相手に伝えることができる。」「話したことや自分の気持ちをわかってもらえたことで、励まされ、自己洞察ができる」などがあげられる。
    最後に質問である。

    質問は、相手の言いたいことをはっきりさせたり、考えを導いたりするもの。質問すること自体が“援助”でもある。

    その効果としては、「答えは相手の潜在意識の中でねむっていると考え、それを質問で引き出す」「相手を理解しようとする積極的な関心を示すことになり、理解もより的確になる」「質問で面接の流れをリードできる」などがあげられる。
    これらが、面接の技法と
    ソーシャルワークの代表的なアプローチ
    ソーシャルワークにおける代表的なアプローチには、ケースワーク、グループワーク、ケアワークがある。

    ケースワークの起源は、19世紀後半のイギリスに求められる。英国での慈善組織協会が貧困に苦しむ人々に対して友愛訪問員を送り慈善事業を展開したが、その際の訪問員に対する訓練を通じて次第に専門的な技法として確立されていった。1920年代以降はアメリカで発達。アメリカCOS指導者で、自身も友愛訪問員でもあったメアリ・リッチモンドなどによってケースワークの理論化、体系化がなされていった。ケースワークは、クライエントの生活における諸問題(生活困難、問題解決、社会生活に関するニーズの充足)について、様々なアプローチをもって改善を行う。

    グループワークは、利用者がグループのプログラム活動に参加することで、メンバー間相互の影響を受け、個人が変化(成長、発達)する援助の過程をいう。展開過程として、1.準備期、2.開始期、3.作業期、4.終結・移行期の4段階が考えられる。

    ・準備期 : 利用者の問題・課題と、援助の内容を明確にする時期である。グループワーカーは、利用者の生活状況、感情、関心事、心配事を理解して、援助活動の過程で起こりうる出来事を予測しておかなければならない。

    ・開始期 : 開始期は利用者(個人)を集団になじませることから始まる。集団の目的、援助活動の日時や回数、期間の予定、費用、プログラム活動の内容、利用者同士の役割分担、約束事などを確認し、提供する援助活動が利用者の期待・要求と一致したものかどうかを確認する。

    ・作業期 : 集団が発達する時期である。集団独特の行動の仕方や物の考え方が生まれ、集団内の個人は一致した行動をとることが要求される。グループワーカーは、このような集団内での個人の相互作用の様子を観察して、利用者個人の具体的な目標を明らかにする。

    ・終結・移行期 : 終結・移行期は、集団活動を終わらせて評価する。援助活動の意義、学んだことを明らかにして、援助後の個人のアフターケアを計画する

    最後にケアワークは、福祉サービス利用者に対して援助のために提供される技術である。

    特徴としては、直接的な介護技術である。

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