08838社会学Ⅰ第1分冊「社会学的なものの見方」

閲覧数1,447
ダウンロード数7
履歴確認

    • ページ数 : 3ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    社会学の学問的特性

    社会学は,広い意味で集団現象の科学である,と定義することができる。広い意味というのは,家族などの結合度の強い社会集団のみでなく,緩やかな結合関係とみられる社会関係や社会圏などをも含めて研究対象にしているからである。社会学は,集団現象に焦点を当て,集団の構造(社会構造),機能(社会機能),変動(社会変動)の性格を明らかにしようとする社会科学である。この意味で,同じく社会現象を取り扱う経済学,政治学と異なる点は,経済現象でも政治現象でもこれを集団と関連させて説明していくところに社会学の特色がある。

    社会諸科学や人文科学の中で,特に人間の集団生活そのものを取り扱う科学は社会学だけである。

    人は生まれた時から社会という集団を形成している。人はこの生きていくうちにこの社会をどう認識し,意味づけるのか。その答えは1つではないだろう。私たちをとりまくいろんな制度の縛りやいろんな制度からの保護・規範といった制約が,私たちの意識や行為に多大に関与するからである。個人は人と人とのつながり,いろんな制度とのつながり,規範などとのつながりの中で生きている。これらのつながりは,個人の「...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。