佛教大学通信 B0102・R0702 仏教史概説 第2設題 B評価

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    資料紹介

    佛教大学通信、B0102、R0702「仏教学概説」、第2設題(道安、鳩摩羅什、玄奘が中国仏教に果たした役割を、仏教受容の変化と結びつけてまとめなさい。)のB評価リポートです。
    採点者の所見は、「設題が示す三人の仏教者が中国での仏教受容に果した役割りについては詳しくまとめられているが、道安と玄奘の訳経等に関わる具体的な業績の記述が不十分となっている。」でした。
    学習を進める上での参考にしてください。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    第2設題 道安、鳩摩羅什、玄奘が中国仏教に果たした役割を、仏教受容の変化と結びつけてまとめなさい。
    中国での仏教の受容は、その受け入れた仏教経典の種類とその翻訳の変化によって、大きく四つの時代に分類することが出来る。即ち、古訳時代、旧訳時代、新訳時代、そしてそれ以後の時代の4つである。古訳時代とは、紀元前後の仏教伝来から漢、三国時代を経て西晋の時代まで。旧訳時代とは、4世紀の鳩摩羅什による後秦での所謂「三五部三〇〇余巻」の翻訳以降、また新訳時代とは7世紀の玄奘による所謂「七五部一三三〇巻」の経論の翻訳以降の隋、唐の時代を指している。それ以後の時代とは、唐代後期から五代十国以降の時代のことである。
    中国への仏教の伝来には様々な伝説があるが、いずれにしても紀元前二世紀から開けていた「絹の道」を通って、インド商人や、仏教を信じていた西域人等が(西域とは、狭義には中央アジア(シナトルキスタン)を意味する)中国に来ていたから、仏僧の渡来が無くても、西域の仏教信者との接触において、中国人は徐々に仏教を理解していたと考えられる。従って紀元一世紀には、仏教が中国に伝わっていたことは確かであると考えられ...

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