課題:戦後の道徳教育
(1) 第二次大戦後の道徳教育の変遷について説明しなさい。
(2) (1)の変遷から、あなたが強く感じたことを述べなさい。
*(2)は大きく書きかえた方がいいかもしれないです。視点が独自ということからA評価を頂きました。
学校側のチェックもあるので、参考程度にしてください。
(1)1945年12月にGHQにより「修身」「地理」「歴史」の授業が軍国主義的とみなされ、停止された。しかし、その後の1947年には「学習指導要領」が出され、これらに代わって社会科が新設された。これにより、道徳という科目がなくなり、道徳教育は社会科を中心に学校教育全体で行われるようになった。これは、「全面主義」による道徳へと移行した事を意味する。そして、1948年には、戦前の道徳教育を担った教育勅語も失効し、前年に制定されていた教育基本法と取って替った。この移行後には、戦後教育が知育中心になっているという懸念もあり、修身科・教育勅語に代わるものも求められたが、1951年の「教育振興に関する答申」により、結果的に道徳は教科として認められなかった。これは、日本の道徳教育が「全面主義」にとはっきり方向づけられたことを意味する。その後、1953年には「社会科の改善に関する答申」が出され、道徳教育に寄与するような指導計画や指導方法、児童の発達を考慮された社会科が見解として盛り込まれた。
しかし、この方針は理念先行で実践度が薄いため1957年になると「道徳の時間」の特設が主張され、翌58年には...