個別援助技術(ケースワーク)の理論と内容について

閲覧数4,587
ダウンロード数45
履歴確認

    • ページ数 : 8ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    1. はじめに
     個別援助技術としてのケースワークは、正式にはソーシャル・ケースワークという。ケースワークという場合のケースは「個々の状況」または「事例」という意味があり、ワークは「働き」「行為」という意味がある。
     ケースワークは、クライエント一人ひとりまたは家族ごとに抱える生活上の問題を解決すること、また、それをやわらげることを目的としている。
    2. リッチモンド
     ケースワークを理論化、体系化したのが、M.リッチモンドである。リッチモンドは1901年に「慈善の協力」という論文を発表する。その慈善とは、貧困家庭がもっている力を回復させることによって、貧困から抜け出せるように援助することであると述べている。
     1905年に「改革の小売り的方法」と題する論文を発表している。この小売り的方法という概念が現在のケースワークの起源である。また、リッチモンドは、1917年に「社会診断」のなかで、個々のクライエントのニーズに対応した援助の重要性を唱えている。
     リッチモンドは、1922年に「ソーシャル・ケースワークとは何か」の中でケースワークを「人とその社会的環境との間に、個別的に、効果を意識して行う調整によって、その人の人格を発展させる諸過程からなる」と定義している。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    「個別援助技術(ケースワーク)の理論と内容について」
    はじめに
     個別援助技術としてのケースワークは、正式にはソーシャル・ケースワークという。ケースワークという場合のケースは「個々の状況」または「事例」という意味があり、ワークは「働き」「行為」という意味がある。
     ケースワークは、クライエント一人ひとりまたは家族ごとに抱える生活上の問題を解決すること、また、それをやわらげることを目的としている。
    リッチモンド
     ケースワークを理論化、体系化したのが、M.リッチモンドである。リッチモンドは1901年に「慈善の協力」という論文を発表する。その慈善とは、貧困家庭がもっている力を回復させることによって、貧困から抜け出せるように援助することであると述べている。
     1905年に「改革の小売り的方法」と題する論文を発表している。この小売り的方法という概念が現在のケースワークの起源である。また、リッチモンドは、1917年に「社会診断」のなかで、個々のクライエントのニーズに対応した援助の重要性を唱えている。
     リッチモンドは、1922年に「ソーシャル・ケースワークとは何か」の中でケースワークを「人とその...

    コメント9件

    wakabadai 購入
    参考になりました
    2006/09/28 3:55 (18年1ヶ月前)

    sakichann 購入
    レポート作成の際の参考にさせて頂きたいと思います
    2006/09/29 12:48 (18年1ヶ月前)

    LOTO6 購入
    参考になりましたが、8ページいっぱい欲しかったです
    2006/10/22 21:31 (18年1ヶ月前)

    69sex 購入
    とてもわかりやすかったです。
    2006/12/07 14:13 (17年11ヶ月前)

    rabbiter 購入
    参考になりました。
    2007/03/18 19:54 (17年8ヶ月前)

    camtsa 購入
    参考になりました。
    2007/04/20 20:24 (17年7ヶ月前)

    hongja 購入
    参考になりました
    2007/06/02 6:17 (17年5ヶ月前)

    kazuchi13 購入
    勉強になりました
    2007/06/14 12:49 (17年5ヶ月前)

    kobashiru 購入
    参考になりました
    2007/07/26 5:42 (17年3ヶ月前)

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。