英語と日本語の文法構造または意味構造を比較対照し、両者の違いをデータに基づいて具体的に論ぜよ。
以前から今日にいたるまで我が国、日本では『英語』の習得のために膨大な時間を費やしてきた。その結果、様々なメソッド、理論、学習法が世に現れていまなお、その発展のために議論がなされている。ではこの両言語は一体どのようなものなのかを始めに述べることとする。
まず、挙げられるのは言語学上の分類の違いがある。英語は「インド・ヨーロッパ語族」に属しているのに対して、日本語は「ウラル・アルタイ語族」に属すだろうという説もあるがどこにも属さない、独自の言語「ジャポニック」(Japonic)であるとする意見もある。こういった「語族」とは、文法の構造、語形、音声、語彙などによって分類されたカテゴリーがあり、英語を学ぶにあたっては文法の構造という点が特に重要になってくる。
日本語を文法の構造からみると、「膠着(こうちゃく)語」(agglutinative language) と呼ばれる分類に入るが、簡単に言えば、その「膠(にかわ)」という文字からもわかるように、「接着する」という意味がある。つまり、「てに...