新司法試験用の最終まとめです。規範(論証パターン)を試験本番に使える形で整理したものや、表を用いた概念整理が内容となっています。私は司法試験直前に各科目毎にこれだけを何度も見直したところ、純粋未修ながら一発で合格することができました。
一 訴訟類型
1 会社の組織に関する訴え(+差止め)
(1) 設立・解散系・・・遡及効なし(清算手続き開始)
条文期間要件・備考設立無効の訴え828Ⅰ①2年設立に関する準則違反設立取消の訴え8322年持分会社のみ可、社員・債権者が提起会社解散の訴え833なし株主が提起(議決権の10%)(2) 株式発行系
条文 期間 要件・備考 新株発行無効の訴え 828Ⅰ② 半年
or
1年重大な法令定款違反に限る(解釈)例)発行可能株式総数超過、定款外株式発行、差止違反、募集通知欠缺自己株式処分〃828Ⅰ③新株予約権発行〃828Ⅰ④新株発行不存在の確認829①なし発行の実体がない場合例)手続き全く無し、無権限者による発行、出資金の払込なし自己株式処分〃829②新株予約件発行〃829③新株発行差止請求
自己株式処分差止請求 210 ― 法令定款違反(1号)
著しく不公正(2号) 不公正な払込金額の責任追及 212Ⅰ
285Ⅰ なし 株主代表訴訟(847)で株主も訴え可 (3) 株主総会系・・・遡及効あり
条文期間要件・備考決議不存在の確認830Ⅰなし例)大半招集せず、無権限者による...