発達心理学Ⅱ 青年期の親からの自立 評価【A】

閲覧数1,735
ダウンロード数3
履歴確認

    • ページ数 : 5ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    思春期とは子どもから大人になる為の準備期間であり、その重要な課題のうちに一つに“親からの独立”というものがある。小さい時には保護者の庇護のもとでしか生きられず、大きくなってからも、保護者や周囲とのつながりが重要であることにはかわりない。しかし、いつまでも親と子という関係の中に留まっているわけにはいかない。いつかは保護者から離れてパートナーを見つけ、新しい関係を作り上げていかねばならない。そのための準備段階として生じたのが、第二反抗期と呼ばれる現象である。人には二回の反抗期が存在し、一度目は2歳から3歳、二度目は12歳から15歳の頃である。ちょうど思春期でもあるこの頃は、保護者が何を言っても無視あるいは拒否する、自己主張が強く、悪いことをしたとしても謝らない、などの特徴がある。これを心理的離乳といい、幼少期の親への依存から脱却し、一人前の大人として社会に巣立っていくためにも必要なものである。これは一時的に家族との関係や生活全般を不安定にするが、そのことを通じて子どもは保護者との間に最適な心理的距離を見出し、保護者とは異なる独自の価値観、信念、理想などを確立するために必要不可欠な要素である...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。