英語学概説 分冊1(課題2) 合格レポート

閲覧数1,242
ダウンロード数10
履歴確認

    • ページ数 : 6ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    課題2 「教材第8章を読み、「発話行為」(speech act)とは、どのような行為であるのかについて詳細に、体系的に論じなさい。」

    タグ

    英語

    代表キーワード

    英語

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    「発話行為」とは、言葉を用いてなされる行為のことである。論理実証主義においては、文とは何かを陳述することであり、平叙文は真か偽かという観点から分析がなされる。Jo-

    hn L.Austinは、平叙文には真とも偽ともなりえない文が実際には存在し、発話の役割は単に陳述にあるだけでなく、約束、命令、警告、依頼など種々の機能(発話内の力)を果たしているとし、平叙文を「叙述文」と「遂行文」の2つに分類した。叙述文では真偽が問えるのに対し、遂行文ではその真偽を問うことができない。遂行文では、その行為の遂行が問題となるのである。

     遂行文の基本的性質は以下の5点である。

    (ⅰ)動詞は遂行動詞である。 (ⅱ)主語は1人称単数である。 (ⅲ)副詞herebyを付けることができる。 (ⅳ)時制は現在である。 (ⅴ)文は能動態である。

     次の例文を見てみよう。

     ・I (hereby) promise you that I’ll come back tomorrow. 

    ・ It’ll be waste of time for you to do such a thing.

    前者は遂行文の基本...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。