西洋法制史(古典法)

閲覧数3,132
ダウンロード数11
履歴確認

    • ページ数 : 2ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    古典法とユスティニアヌス法典について(優)

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    西洋法制史
    設問:古典法とユスティニアヌス法について

    1)6 世紀前半に即位したユスティニアヌス帝は、ローマ帝国の過去の栄光を取り戻すという理念のもとに、地中
    海周辺の旧ローマ帝国領土を再征服した。この一環として、雑然としていた学説や勅法を整理・集大成し、現行
    法とすべき統一法典編纂を行った。このユスティニアヌスの法典は、16 世紀にゴトフレドゥスによって『ローマ法
    大全』と名付けられた。ローマ法大全は、帝が目指した過去の栄光、すなわち古典法と内容的に密接な関係が
    ある。そこで、ローマ法大全と古典法の内容について、以下に検討する。
    2)法典の内容と、古典法の影響
    『ローマ法大全』は、「勅法彙纂」「学説彙纂」「法学提要」「新勅法」の総称であり、これらは各々に特徴があるこ
    とから、以下において個別に検討する。
    ①『勅法彙纂』(Codex)
    528 年にグレゴリウス法書、ヘルモゲニアヌス法書、テオドシウス勅法彙纂、その後の勅法を材料に、矛盾や重
    複を除き、使用に堪えないものを削除したものである。529 年の旧勅法彙纂が公布され、534 年には旧勅法彙纂
    ~学説彙纂の間に多くの勅法を加えた『...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。