細菌・糸状菌の培養と観察

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    資料紹介

    1. 培地作成 
     目的
      細菌や糸状菌を培養するためにまず培地の作成を習得する。今回の実験で必要な培地は
    Sabouraud培地:斜面培地2本、平板培地1枚、
    L-broth培地:斜面培地2本、平板培地3枚
     である。細菌培養にはL-broth培地、糸状菌培養にはSabouraud培地が適する。
    材料
    三角フラスコ、滅菌RO水(約150ml一人当たり)シャーレ(滅菌済み)、試験管(滅菌済み)、試験管立て、シリコン栓、電子天秤、薬さじ、薬包紙、pH試験紙、各種試薬
    方法
    1種類の細菌や糸状菌を培養するためには、その容器や器具に他の菌が付いていてはいけない。よって、容器や器具も滅菌処理することになる。滅菌水や液体培地はオートクレーブにかけることで作成できる。シャーレ、試験管、メスピペット缶などはアルミホイルでまわりを覆って乾熱滅菌にかけて無菌状態にした。
    はじめに後出のスライド培養法用の平板培地の作成を行った。ここで培養するのは糸状菌なので、Sabouraud寒天培地を作る必要がある。まずは液体培地を作成する。
     培地の組成(二人分)
            Sabouraud寒天培地(糸状菌用)
    ペプトン    0.5g
    粉末酵母エキス 0.1g
    ブドウ糖    2g
    寒天      1g
    蒸留水     50ml
    方法
    試薬を電子天秤で計量し、蒸留水50mlの入った三角フラスコに溶かしてpHを測定するとpHが高めだったのでHClを入れてpHが6.0前後になるように調整した。そしてオートクレーブで高圧滅菌し、乾熱滅菌したシャーレにこの液体培地を薄く流し込んだ。この操作はクリーンベンチ内で行った。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    細菌・糸状菌の培養と観察
    1. 培地作成 
     目的
      細菌や糸状菌を培養するためにまず培地の作成を習得する。今回の実験で必要な培地は
    Sabouraud培地:斜面培地2本、平板培地1枚、
    L-broth培地:斜面培地2本、平板培地3枚
     である。細菌培養にはL-broth培地、糸状菌培養にはSabouraud培地が適する。
    材料
    三角フラスコ、滅菌RO水(約150ml一人当たり)シャーレ(滅菌済み)、試験管(滅菌済み)、試験管立て、シリコン栓、電子天秤、薬さじ、薬包紙、pH試験紙、各種試薬
    方法
    1種類の細菌や糸状菌を培養するためには、その容器や器具に他の菌が付いていてはいけない。よって、容器や器具も滅菌処理することになる。滅菌水や液体培地はオートクレーブにかけることで作成できる。シャーレ、試験管、メスピペット缶などはアルミホイルでまわりを覆って乾熱滅菌にかけて無菌状態にした。
    はじめに後出のスライド培養法用の平板培地の作成を行った。ここで培養するのは糸状菌なので、Sabouraud寒天培地を作る必要がある。まずは液体培地を作成する。
     培地の組成(二人分)
            Sabo...

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