教育相談 「今日の多くの学校や研究所相談室では、来談者中心療法と行動療法のカウンセリング技法が活用されている。この2つを基礎的な理論面、技法面、長所短所等を比較しながら述べよ。」 課題レポートA判定

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    資料紹介

    1.来談者中心カウンセリング(療法)
     来談者中心カウンセリングは、かつて非指示的療法といわれ、アメリカの心理学者ロジャーズによって提唱された心理療法の1つである。その基本的立場は、1人の人間として生きるクライエントの主体性を終始徹底して尊重・共感し、交流し合う治療法である。
     それはカウンセラーとの関わりを重視し、クライエントの自己実現と成長を最大限に可能にすることをめざすという原理に基づいている。
     それまで支配的であった診断や指示・指導に重点の置かれたカウンセリングからカウンセラーの態度やあり方、クライエントへの関わり方を中心に据え、これまでのカウンセリングの流れを大きく変えたものである。ロジャーズは、カウンセラーは次のような考え方や態度をもってカウンセリングを進めなければならないと考えている。

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    「今日の多くの学校や研究所相談室では、来談者中心療法と行動療法のカウンセリング技法が活用されている。この2つを基礎的な理論面、技法面、長所短所等を比較しながら述べよ。」
    1.来談者中心カウンセリング(療法)

     来談者中心カウンセリングは、かつて非指示的療法といわれ、アメリカの心理学者ロジャーズによって提唱された心理療法の1つである。その基本的立場は、1人の人間として生きるクライエントの主体性を終始徹底して尊重・共感し、交流し合う治療法である。

     それはカウンセラーとの関わりを重視し、クライエントの自己実現と成長を最大限に可能にすることをめざすという原理に基づいている。

     それまで支配的であった診断や指示・指導に重点の置かれたカウンセリングからカウンセラーの態度やあり方、クライエントへの関わり方を中心に据え、これまでのカウンセリングの流れを大きく変えたものである。ロジャーズは、カウンセラーは次のような考え方や態度をもってカウンセリングを進めなければならないと考えている。

    ①クライエントとの間に温かな、何でも話し合える人間関係を形成する(ラポールの形成)。

    ②クライエントは傷...

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