中国の戦略的環境アセスメントからみる

閲覧数1,330
ダウンロード数1
履歴確認

    • ページ数 : 3ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    「中国 日本よりも先を行く環境法の整備が進む」
    少々困惑させられる見出しと出会った。一般的な認識では日本は環境対策では世界でもトップ…

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    中国の戦略的環境アセスメントからみる
    1.はじめに

    「中国 日本よりも先を行く環境法の整備が進む」

    課題図書「環境共同体としての日中韓」を読み進めると、少々困惑させられる見出しと出会った。一般的な認識では日本は環境対策では世界でもトップクラスなはず。少なくとも経済発展を最優先させているといわれる中国より下ということはないのでは。見出しに大きな疑問符がつくこの問題、特に「戦略的環境アセスメント」をテーマとすることに決めた。
    戦略的環境アセスメント

    「戦略的環境アセスメント(以下SEA)」は従来の「環境アセスメント(以下EA)」への反省から生まれた。EAは事業計画が固まった段階で行う環境への影響調査であり、調査終了後、環境配慮の取り込みを行うとなると大幅な計画変更を迫られるなどの問題点が指摘されていた。また、評価手法、評価手続の客観性の確保、EAの結果そのものの拘束力の確保など、課題が残されており、より早期にアセスメントを行うSEAの導入の必要性が指摘されていた。そのため従来のEAからより発展したSEAを導入する政策が欧米をはじめ世界でとられた。例えばEUでは、2001 年6 月27...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。