聖徳大学 通信 心理療法2

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    心理学心理療法聖徳大学

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    第2課題 第1設題

    クライエント中心療法におけるカウンセラーの態度条件について述べよ。また、それらの態度を身に付けるためにはどのような工夫をすればよいか。自身の考えを述べよ。
    来談者中心療法では、カウンセラー側の知識の量や権威よりも、カウンセラーの無条件の肯定的関心、共感的理解、自己一致をどう実現するかが重視される。そして、このカウンセラーの態度条件を満たすためには、カウンセラー自身が自己一致していなければならない。

    来談者中心療法では、人は本来自分で選択、決定し、責任をとることができると考える。したがって、カウンセラーはクライエントの自己実現力、成長力を信頼し、クライエントが自己解決できるように援助するのである。例えば、ある人の相談を聴いていて、初めは悲観的なことばかり言っていた人が、話しをするうちに冷静になって問題を客観的に考えるようになることがある。このとき、話をよく聴いてもらうことで、その人は冷静に振り返って自分自身を考えることができるのである。もし、「人の悪口はいけない」など道徳観やカウンセラーの価値観で応答すれば、その人が成長し自己実現できるとカウンセラーは信じていない...

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