TPP参加への流れは正しいのか

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    TPP参加への流れは正しいのか
       
    1. TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)とは

    菅内閣は、TPPを締結することが「平成の開国」であって、日本の閉塞感を打破する契機になる、と主張し今回の内閣改造ではTPPに慎重な閣僚を交代させるなど、極めて積極的です。TTPとは太平洋周辺の広域で、モノやサービスの貿易自由化だけでなく、政府調達、貿易円滑化、競争政策などの幅広い分野を対象としており、物品の関税は例外なく10年以内にほぼ100%撤廃するのが原則となっているものである。

    2. TPP参加のメリット、デメリット

    TPP参加のメリットとして主に挙げられるのは、産業面における競争力増大と価格の低下である。価格競争による物価の低下、また商品の輸出が関税無しでできるために輸出企業は外国でものを売りやすくなると考えられているからである。

    また逆に、デメリットとして主に挙げられるのはただでさえ自給率が低いといわれる農業への影響である。例えば、アメリカから輸入されるコメに対しては現在約800%の関税がかかっているが、それが撤廃されることによって日本の農家の仕事が奪われることが危惧されている。
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