学校教育課程論 A判定レポートです。
レポート作成の際に参考になればと思います。
『中学校あるいは高等学校のいずれかの教育課程について,その基準と編成原理,今日的課題についてまとめてください。』
まず中学校の教育目的は,学校教育法(第35条)において「心身の発達に応じて中等普通教育を施すことを目的とする」と定められており,この目的を達成するための目的は同法(36条)において①小学校における教育をなお充分に達成して国家及び社会の形成者として必要な資質を養うこと,②社会に必要な職業についての基礎的な知識と技能,勤労を重んずる態度および個性に応じて将来の進路を選択する能力を養うこと,③学校内外を正しく導き,公正な判断力を養うこと,が掲げられている。小学校の目標と異なり,個性に応ずる進路選択能力の育成,社会的活動を通じての感情に属する生徒に対する生徒に対する独自の目標が掲げられている。
各学校が教育課程を編成する場合には,学校教育目標の設定,指導内容の組織及び授業時数の配当を基本的な要素として検討しなければならないが,その場合に前提としなければならない原則的事項がある。『中学校学習指導要領「第1章総則」』では,以下の4つにまとめて示している。
①法令及び学習指導要領の示すと...