佛大通信 「宗教学概論」「宗教学」第1設題・A評価リポート

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    資料紹介

    佛教大学通信、「宗教学概論」「宗教学」第1設題(宗教の起源説の諸相を述べよ。)のA評価レポートです。
    一部添削されて返却されましたので、その添削箇所を修正して、改善しています。
    採点者の所見は「テキストを理解して自身の言葉におき換えて表現できています。「トーテミズム」については少し誤解も見られましたが、テキスト自体が説明不足なので仕方ありません。自身の理解に迷いがあれば、省略してしまうか、他の参考書にあたった方がよいでしょう。」でした。
    学習を進める上での参考にしてください。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    第1設題 宗教の諸起源の諸相を述べよ。
    宗教という文化が如何にして発生したかという問いは、近代以降、今日に到るまで数多くの説を提起してきたが、宗教の起源をつきとめることはできなかった。とはいえ、長年の宗教の起源の探求は全くの徒労ではなかった。現存の未開社会や民間信仰の研究によって、少なくとも宗教の祖型またはその原初形態を求めることができるようになった。更にその祖型は唯一ではなくて、いくつかの形態があって、それらが絡み合った形態もあることが明らかになった。以下にその祖型、諸起源の諸相を記す。
    最初に提起されるのは、アニミズム説と言われる霊魂崇拝である。この説は、英国の人類学者E.B.タイラーがその著書『原始文化』(1871年)の中で唱えたことによって有名になった。彼によると、原始人の霊魂観念は目覚めた状態と眠った状態の間の曖昧な生活経験から生まれた。人間は、夢の中と現実の生活で別の経験をするのだから、肉体とは別に自由に行動する第二の自己があると、考えなければならない。これがアニマと定義された。アニマは肉体を離れて独立に存在し、人間だけでなく宇宙の諸力や、自然現象に自由に宿ることができる。...

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