教育において「なぜ勉強するの?」ほど難しい質問はないと思う。私は中学、高校のころ、勉強は受験のためにするものだと思っていたから、受験勉強から開放された大学入学後に、今まで味わったことのない無気力感に悩まされた。そして、勉強には動機付けが必要であることを改めて感じた。いかにしてその状況から脱け出し、勉強に対する「やる気」を生み出すかを考えたとき、私が抱いていた勉強の概念のそのものを考え直す必要があることに気がついた。
学習の目標は大きく2つに分けられる。「習熟目標」と「承認目標」である。「習熟目標」は、「何か新しいことを学びたい」「チャレンジしたい」など、学び、熟達することを目標とするものである。これは最も純粋な勉強意欲だと言える。一方、「承認目標」は「親や先生に認められたい」「友達にバカにされたくない」など、親や教師、友人からの承認を得ることを目標とするものである。
学習の際には、「習熟目標」のように、内発的に動機付けられていることが重要である。なぜならば、習熟目標を持つ生徒は、何か新しいことを学ぶことに勉強の意義があると思っているからである。また、失敗を新しい情報を得るための通過点と捉えているため、マイナスには考えないのだ。
それに対して、「遂行目標」は外発的である。周囲からの承認という報酬によって動機付けられているからである。
子供の勉強に対する態度をどうプラスに向けるか
教育において「なぜ勉強するの?」ほど難しい質問はないと思う。私は中学、高校のころ、勉強は受験のためにするものだと思っていたから、受験勉強から開放された大学入学後に、今まで味わったことのない無気力感に悩まされた。そして、勉強には動機付けが必要であることを改めて感じた。いかにしてその状況から脱け出し、勉強に対する「やる気」を生み出すかを考えたとき、私が抱いていた勉強の概念のそのものを考え直す必要があることに気がついた。
学習の目標は大きく2つに分けられる。「習熟目標」と「承認目標」である。「習熟目標」は、「何か新しいことを学びたい」「チャレンジしたい」など、学び、熟達することを目標とするものである。これは最も純粋な勉強意欲だと言える。一方、「承認目標」は「親や先生に認められたい」「友達にバカにされたくない」など、親や教師、友人からの承認を得ることを目標とするものである。
学習の際には、「習熟目標」のように、内発的に動機付けられていることが重
要である。なぜならば、習熟目標を持つ生徒は、何か新しいことを学ぶことに
勉強の意義があると思っている...