01.定性分析

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    1 目的
    陽イオン(Fe3+、Ni2+、Cr3+)を含む溶液について系統分析を行い、次にヒーター線の成分分析を行う。この実験により、金属元素の性質や無機反応に対する理解を深める。
    2 理論
    化学分析・・・物質に含まれる原子・原子団・分子などの種類と量を物理的・化学
       的手段によって求める操作。これには定性と定量とがある。
    定性分析・・・物質に含まれる成分の種類だけを求める操作。
    定量分析・・・さらにその成分の量まで求める操作。
    それぞれ扱うものにより、有機と無機とがある。今回はその内の無機物の定性分析である、陽イオンの系統分析を行なう。
    陽イオンの系統分析は、それぞれの陽イオンの性質の違いを利用して、分離して行く方法である。いろいろな操作に対して、沈殿するか、しないか、および沈殿の色などを調べて分析していく。
    3 器具
    セミミクロセット(試験管12本、ガラス棒、ろ過管2本、蒸発管2本、1ml駒込ピペット、試験管ばさみ、加圧バルブ、試験管立て、ビーカー等)、ろ過綿、バーナー、三脚、耐熱板
    4 試薬
    陽イオン分析溶液(Fe3+、Ni2+、Cr3+を含む)、6mol/lHCl、6mol/...

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