文学概論 第2設題レポート

閲覧数3,016
ダウンロード数73
履歴確認

    • ページ数 : 3ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    佛教大学通信教育部 R0705文学概論の合格済レポート。設題2『『文学概論』の「詩」を読み、詩とはどのようなものなのかについてまとめよ。』

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    『文学概論』の「詩」を読み、詩とはどのようなものなのかについてまとめよ。
    はじめに
    本レポートでは、Ⅰ章で詩とは何かを、Ⅱ章で詩の分類を、Ⅲ章で詩語と詩形についてそれぞれまとめることとする。
    Ⅰ 詩とは何か

     詩とは、言語の表面的な意味だけではなく美学的・喚起的な性質を用いて表現される文学の一形式である。多くの地域で非常に古い起源を持ち、「韻文詩」と「散文詩」という形式に分けられる。

     前者は一定の定まった形象を感覚させる一定の規則(韻律)に則って書き表され、音韻を用いることで、一定の外面的なリズムを保っている。詩の非常に多くはこの「韻文」の形式である。

     一方で、後者は、韻律の制約を受けず、押韻や排偶を用いないことを特徴とするのが「散文詩」である。「散文詩」は、一定の外面的リズムを持ってこそいないが、作者の感情などが内面的なリズムとなって詩を形成している。

     「散文詩」と「散文」の違いは、この内面的なリズムが有無による。この内面的なリズムを吉田精一はその著『文学概論』の中で、ポエジィpoesieという概念として紹介している。ポエジィとは、詩的精神や詩の本質というものにあたる概...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。