自閉症の人について書かれた本について
レポートにまとめました。
自閉症は、いわゆる「三つ組」障害があることで定義づけられる発達障害である。「三つ組」障害の第一は「社会性の障害」と呼ばれるもので、年齢に応じた仲間関係を作ることが難しいということである。たとえば、他者とかかわりをもとうとしない、他者との双方向の交流ができない、他者と視線が合いにくい、状況や文脈に応じた行動が難しい、などの行動が代表的だといえる。
第二は「コミュニケーションの障害」である。発話の遅れ、語彙や文法獲得の遅れ、反響言語、比喩や冗談がわからない、自分が中心になれる話題なら会話に参加するなど、他者との双方向の会話が難しくなる。電車の話題なら会話に入れるけど、それ以外の話になると会話の輪にいられない
というような行動がこれにあたる。第三は「想像力の障害」である。想像的に活動を展開することが難しいため、結果的にはいわゆる強いこだわりに楽しみを見出すことになる。身体を前後に揺する、同じところで跳躍し続けるなどの繰り返し行動、水遊びへの固執、光るおもちゃへの固執などがこれにあたる。
自閉症は「社会性の障害」「コミュニケーションの障害」「想像力の障害」を基本とする発達障害であるのに対し...