実際にt検定で結果を出しています。
目的
視覚的探索における「刺激検査」と「記憶検査」の認知的処理の違いを検討する。
方法
調査対象者;X女子大学2年の心理学実験観察演習IAの授業履修者
調査時期;2011年5月12日
調査場所;調査対象者が通う大学構内の一教室にて行った
材料;まず、漢字リストとひらがなリストを作成する。1つのリストは50語から成り、八つ切の画用紙1枚に横書きに書かれている。そして、リストには目標語が1つだけ含まれ、その位置はランダムである。また、用いられる単語の選択基準は名詞であり、ひらがな表記の際は、表記上の特徴が手掛かりにならないように、濁音・半濁音・拗音・撥音を含まず、出現頻度の比較的高いものとする。そして、漢字は2文字、ひらがなはその読みとするが、読みは3文字ないし4文字で表記できるものとした。
実験手続;
4人一組で実験を行い、そのうちの2人は「刺激検査」群、あとの2人は「記憶検査」群に入れられる。各群では1人が漢字リスト、もう1人はひらがなリストによる実験の被験者となる。また、実験は群ごとに交代で行い、実験者と被験者になる。次に、刺激として用いる漢字リスト8組とひらがなリス...