心理学の機能主義のレポート。
「A+」評価。
心の哲学・科学
後期レポート
題名:機能主義に関する考察。
人間の体と心の問題は決して容易ではない問題である。人間の体ははっきりと存在しており、人間の心もそれが見えないものの、必ず存在しているということは真理である。なら、この心は一体どこにあってどのようなものであろうか。その問いに答えられる正解を探すために、多くの学者らが様々な理論で自分たちの考えを主張してきた。しかし、その主張自体が矛盾であった。なぜならば、心は決して我々が触ったり、見ることができないからである。そのくらい、人間の体と心の関係は複雑なものであり、誰しもがはっきりと定義できないのである。
そのような体と心に関する哲学的かつ心理学的な理論のうち、「機能主義」について論じてみたい。
「機能主義(functionalism)」とは何か。機能主義は心理状態の拒否で生じる行動主義の難点と複数実現可能性から生じる有形同一論の難点を補完した上で出た理論である。機能主義者にとって、心的な状態は行動の内的な原因であり、それらは行動以上のものだ。機能主義は以前の主張に対する難点と補完しつつ、人間の心身問題についてかなり合理的な...