派遣労働の問題点について(単位取得)(2011年)

閲覧数2,537
ダウンロード数27
履歴確認

    • ページ数 : 8ページ
    • 会員770円 | 非会員924円

    資料紹介

    単位を取得済みの合格レポートです。現在、労働者の3人に1人、青年と女性では実に2人に1人が派遣やパートなどの非正規雇用を強いられている。年収200 万円に満たないいわゆるワーキング・プア層はここ10 年で35%増加し、1,000 万人超となった。失業率が5%を上回るなど厳しい雇用情勢が続く中、政府は労働者派遣事業の規制強化に乗り出し、労働者派遣法(労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の就業条件整備等に関する法律)の見直しを進めているが、はたして労働者派遣における諸問題に対する解決策となるのか。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    現在、労働者の 3 人に 1 人、青年と女性では実に 2 人に 1 人が派遣やパートなどの非正
    規雇用を強いられている。年収 200 万円に満たないいわゆるワーキング・プア層はここ 10
    年で 35%増加し、1,000 万人超となった。失業率が 5%を上回るなど厳しい雇用情勢が続
    く中、政府は労働者派遣事業の規制強化に乗り出し、労働者派遣法(労働者派遣事業の適
    正な運営の確保及び派遣労働者の就業条件整備等に関する法律)の見直しを進めているが、
    はたして労働者派遣における諸問題に対する解決策となるのか。

    労働者派遣とその変遷
    通常の雇用関係では労働契約を結んだ雇用者(使用者)が労働者に指揮命令を下すが、
    労働者派遣では、労働者の供給元と労働者の間に雇用契約があり、供給元と労働者に指揮
    命令関係しか生じさせないような形態を採る。これに対し請負は労働の対価としての仕事
    の完成(成果物の購入)を目的とする契約であるため、仕事を注文した依頼主は請負業者
    が雇用した人物に対して指揮命令関係を持たない1。また、出向は労働者が出向先企業から
    指示命令を受けるだけでなく、出向契約によって出向先とも労働...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。