天皇の権能

閲覧数2,609
ダウンロード数4
履歴確認

    • ページ数 : 1ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    聖徳大学・通信教育
    「日本国憲法」第1課題第1設題。※A評価。
    末尾に参考文献記載。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    【課題】天皇の機能について説明しなさい。(1600字)
    第1課題 第1設題
     大日本帝国憲法は、神権主義的な君主制の色彩がきわめて強い憲法であった。まず、主権が天皇に存することを基本原理とし、この天皇の地位は天皇の祖先である神の意思に基づくものとされた。「大日本帝国ハ万世一系ノ天皇之ヲ統治ス」(1条)とは、この天皇主権の原理を明示したものである。また、天皇は、神の子孫として神格を有するとされ、「神聖ニシテ侵スヘカラス」(3条)と定められた。さらに、天皇は、「国ノ元首ニシテ統治権を総覧」(4条)する者、すなわち、立法・司法・行政などすべての国の作用を掌握し統括する権能を有する者とされた。
     これに対し日本国憲法では、前文で「日本国民は、…ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する」とし、1条では、「天皇は日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であって、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基く」と定めている。
    大日本帝国憲法において、主権者であり統治権の総覧者であった天皇は、日本国憲法では国民主権主義の下で日本国及び日本国民統合の象徴となり、政治的権能は一切もたない存在とな...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。