精神保健福祉士養成課程で100点満点中80点評価だったレポートを加筆・修正したものです。20文字×30行×3ページ=1200文字以内で書きあげています。
最後の参考文献のページは文字数に含まれません。なお、私自身の文章能力についてはこちらのレポートを参考にして下さい。
http://www.happycampus.co.jp/docs/961337781536@hc08/71470/
障害者福祉の理念をひとつ取り上げ、我が国の現状に照らして、あなたの考えや意見を述べなさい。
ノーマライゼーションこそ、障害者福祉の理念の中で最も重要視する理念だと私は考える。1950年代後半のバンク・ミケルセンから始まったノーマライゼーションの考え方は北欧、北米をはじめ先進諸国に広がり、障害者福祉政策の転換への影響力となっていった。しかし、我が国において、障害者福祉制度などにノーマライゼーションと言う言葉と概念は浸透しつつあるが、欧米諸国のように政策の転換とまで至っているとは言えないと思われる。
ノーマライゼーションとは「障害者を排除するのではなく、障害を持っていても健常者と均等に当たり前に生活できるような社会こそがノーマルな社会である。」ための生活支援システムを構築する運動である。しかし、精神保健福祉分野において、我が国は明治政府がとった収容主義・拘束的医療の影響が今日まで大きい。その例として、日本の精神科医療における平均在院日数は298日と世界で唯一100日を超えている。しかも、日本以外の国の平均在院日数が18日であることからみても、突出した数字であることは間違いない。また、...