地域包括支援センターの役割について触れ、次に活動内容や現在展開されている状況を踏まえ今後の課題について述べる(1200字)※A評価
地域包括支援センターとは市町村が責任主体として設置する機関
である。「地域住民の心身の健康の保持及び生活の安定のために必
要な援助を行うことにより、地域住民の保健医療の向上及び福祉の
増進を包括的に支援することを目的として包括的支援事業等を地域
において一体的に実施する役割を担う中核的機関」というのが設立
の趣旨である。地域包括支援センターは地域の福祉サービスの中心
として位置づけられ医療・福祉・介護・法律等の各分野の専門職、
市町村窓口等との連携を図る要としての役割が期待されている。
設 置 は 市 町 村 よ り 委 託 を 受 け た NPO法 人 や 社 会 福 祉 法 人 、 医 療 法 人
などが設置主体となり行っており、保健師、社会福祉士、主任介護
支援専門員を基準に従って配置することが定められている。
業務の内容は包括的支援事業と介護予防支援事業の二つに大別さ
れる。前者では高齢者の要介護状態への移行をなるべく遅らせる介
護予防ケアマネジメント、高齢者や家族への総合的な相談・支援、
逆雷の発見防止など権利擁護、困難ケースへの対応など包括的ケア
マ ネ ジ メ ン ト 支...