先日、中嶋嶺雄さんが著作する国際関係論―同時代史への羅針盤を拝読した。よく書いている参考書だと思う。この本は国際関係論の意義から、一番基礎な部分で全書の内容をすこしずつ展開して、深いところに進む形で国際関係論を詳しく紹介した。私のような初心者にとって、このような書き方は一番望ましいである。なぜなら、国際関係論についてはまだまだほとんど分からなくて、単なる国家と国家の関係を研究する学問の一種類しか意識していない。もし最初から、いきなり意味深い論文や説明文が現れたら、たぶんかなり困っている状況になって、本を読み続ける気がなくなるかもしれない。幸いにも、この本の作者は国際関係論について、基礎な部分に...