1996年に発足したIT会社GOOGLEは、驚異な速度で成長してきた。21世紀のMICROSOFTと呼ばれていることもある。詳しく考えると、両者は確かにいくつかの似ているところがある。創始者は同じく大学に在籍している学生でありながら、一般の人々は思いつかない理念で会社を築き上げた。そして、IT業界に大きな変動をもたらして、世の中の注目を一気に集めるのが、最大の共同点である。しかし、GOOGLEは株式化になる前に、両者の違ところも明らかに示されている。それは、会社の収入源および経営方針のことである。
WINDOWSやOFFICEなどの実体があるものを商品とするMICROSOFTと比べて、GOOGLEは実際にかなりフィクション化のサービス系の会社である。しかも、フリでサービスを提供している。MICROSOFTの方はお客さんに自分の商品をうまく売れれば、利益を得ることになる。つまり、商品の売り上げはMICROSOFTの主な収入源であって、経営方針を定める時に、お客さんのことだけ考えれば十分である。GOOGLEの場合、実体化する商品がないため、それなりの売り上げも存在されていない。会社の運営、...