オーストラリアの近年の経済的変化について

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    資料紹介

    オーストラリアは、全土が安定大地そのものであり、東海岸の山脈や中央部を除けば、連続した山地はほとんど見られない。平坦な上家に加え、中緯度高圧帯に位置することもあって沿岸部を除けば年降水量500mm以下の乾燥した地域がほとんどである。南東部や西南部では、冬に比較的降水量が多く、夏は乾燥が著しい。このため、野山の草や牧草は冬に緑になり夏は枯れている。このような条件の下で、オーストラリアでは作物の収穫量や家畜の飼養頭数は、農場の面積よりも、降水量によって大きく異なってる。

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    オーストラリアの近年の経済的変化について説明する。オーストラリアは、全土が安定大地そのものであり、東海岸の山脈や中央部を除けば、連続した山地はほとんど見られない。平坦な上家に加え、中緯度高圧帯に位置することもあって沿岸部を除けば年降水量500mm以下の乾燥した地域がほとんどである。南東部や西南部では、冬に比較的降水量が多く、夏は乾燥が著しい。このため、野山の草や牧草は冬に緑になり夏は枯れている。このような条件の下で、オーストラリアでは作物の収穫量や家畜の飼養頭数は、農場の面積よりも、降水量によって大きく異なってる。東部や南部の沿岸部では、作物栽培と牧畜を組み合わせた集約的な経営が多く、内陸部や北部では粗放的な放牧が行われている。その中間には、小麦栽培と牧羊を組み合わせた広大な農牧業地帯が広がっている。オーストラリアの標準的な農家は2000~3000haほどの農地を経営し、多くは家族労働によっている。農牧林業に従事している人々の比率は、3%ほどにすぎず、その他の業種に従事する70%がサービス業、12%が製造業、5%が工業と比べると非常に少ないのだが、、羊毛・小麦・肉類などの農作物は輸出の...

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