哲学概論第2設題

閲覧数1,746
ダウンロード数0
履歴確認
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9

  • ページ数 : 9ページ
  • 会員880円 | 非会員1,056円

資料紹介

タグ

歴史哲学人間経験科学ドイツ知識問題分析

代表キーワード

哲学哲学概論

資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

第2設題 カントの哲学を、それに至る歴史とともに要約せよ。
 イマヌエル・カントはドイツの哲学者であり、経験論は懐疑論へ、合理論は独断論へ陥る危険性があるとして、「認識」の可能性や限界を明らかにするために批判主義の立場に立って、ドイツ観念論を打ち立てた。代表作は『純粋理性批判』である。また、カントの『永久平和のために』(1793年)は国際連盟の成立のきっかけになったとも考えられている。
 カントの哲学は「理性」に対して、徹底した批判を行った批判哲学であり、彼は、人間の能力の中で最高のレベルにある「理性」の限界を証明した一人である。その目的とは一体何だったのか。それは人間に知りうることと知り得ないことを明らかにすること、言い換えれば「経験」つまり「認識」の成り立つ条件を原理的に究明することによって、認識能力の範囲と限界を明らかにすることである。経験の成り立つ条件は、経験に先立つ事柄の解明であるから、カントでは「先験的(transzendental )」領域が問題になる。したがって、「純粋理性」の「純粋」とは、「一切の経験から離れて」先験的領域に原理的に係わるという意味合いを持っているので...

コメント0件

コメント追加

コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。