日大通信証券市場論レポート2【証券投資の進展について述べなさい】

閲覧数1,838
ダウンロード数2
履歴確認

    • ページ数 : 5ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    有価証券投資の目的は利益の追求であるが、必ずしも利益を確保出来るとは限らない。ポートフォリオ理論は1950年代に出てきた多種多様の有価証券の投資方法について、米国で初めての学問的なアプローチが行われた。1960年代から70年代にかけて実用化され、同時期に日本にもこうした理論が紹介されたものの、日本の有価証券投資を取り囲む環境とは差があり、実務界では十分な理解が示されなかった。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

     有価証券投資の目的は利益の追求であるが、必ずしも利益を確保出来るとは限らない。ポートフォリオ理論は1950年代に出てきた多種多様の有価証券の投資方法について、米国で初めての学問的なアプローチが行われた。1960年代から70年代にかけて実用化され、同時期に日本にもこうした理論が紹介されたものの、日本の有価証券投資を取り囲む環境とは差があり、実務界では十分な理解が示されなかった。ところが1983年「日本円・ドル委員会」の設置に端を発した日本の金融・資本市場の自由化で金融市場が変貌したことにより、有価証券の投資方法に新しい手法が求められ、ポートフォリオ理論が急速に普及した。
     ポートフォリオ理論のパイオニアであるマーコヴィッツ博士の理論の特徴は、有価証券投資からの期待収益(リターン)について、リスクの概念を導入したことである。リターンを期待するならば必ずリスクが伴うことから、最もリスクの少ない有価証券を選択した有効フロンティアの中から最適なポートフォリオを構築することになるということを述べている。このように「リスクのないところにリターンはない」という今日では当然と思っているようなことを理論...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。