日本大学通信教育部メディア授業 商学総論 MB 課題
理解度チェック1【第1〜4章 リポート】
「卸売市場の重要性について述べよ。」
「卸売市場」とは、大都市における終点市場として、商品流通における収集・
分散機構の連結点としての機能を主な役割としている。わが国の卸売市場は、
卸売市場法に基づき運営されており、この卸売市場法第1条(目的)では、
「こ
の法律は、卸売市場の整備を計画的に促進するための措置、卸売市場の開設及
び卸売市場における卸売その他の取引に関する規制等について定めて、卸売市
場の整備を促進し、及びその適正かつ書全な運営を確保することにより、生鮮
食料品等の取引の適正化とその生産及び流通の円滑化を図り、もつて国民生活
の安定に資することを目的とする。」と定義づけている。この卸売市場では主に
生鮮食料品等(青果物・水産物・食肉・花き)を取引物としている、中央市場
である。なぜ、卸売市場における取引対象物として生鮮食料品が卸売市場を必
要とするかは以下のとおりを挙げることができる。
1)生鮮食料品は腐敗性が高い食料品であり、このため、集配拠点に集めら
れたすべての生鮮食料品...