児童福祉論 3,200文字レポート 「『児童の権利に関する条約』制定の背景とその意義について」 清書 終

閲覧数1,216
ダウンロード数0
履歴確認

    • ページ数 : 8ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

       「児童の権利に関する条約」制定の背景とその意義について。
     近年、子どもの人権について強く叫ばれ、子どもを1人の人間として尊重する思想が強調されるようになった。子どもが身分や階層にかかわりなく、尊重されるべきであるという思想は、18世紀の教育思想家ルソーによって強く明確に主張された。さらに20世紀初頭には、E.ケイが「児童の世紀」とすることを提唱し児童の権利が具体化してきた。
     しかし、戦争によって多くの子どもが犠牲になり、このようなことが二度と起こらないようにと、国際連盟が結成され、1924年に「児童の権利に関するジュネーブ宣言」が採択され、宣言の前文で「全ての国の男女は、人類が児童に対して最善のものを与えるべき義務を負う」と明言されている。この点は後に「児童の権利宣言」に受け継がれる重要な文である。しかし、この宣言により、児童の権利は確立したわけではない。「ジュネーブ宣言」には、児童を権利の主体としてみるのではなく、不利な条件にある児童に特別な保護をしようとする性格をもち、児童の生存のための最低保障を意図するものにすぎなかった。その後再度戦争の勃発により、国際連盟は一旦解散し...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。