小学校体育科の学力及び評価の観点について考察せよ。また、「指導と評価の一体化」についてこうさつせよ。
小学校学習指導要領解説体育編で体育科の目標は「心と体を一体としてとらえ, 適切な運動の経験と健康・安全についての理解を通して, 生涯にわたって運動に親しむ資質や能力の基礎を育てるとともに健康の保持増進と体力の向上を図り, 楽しく明るい生活を営む態度を育てる。」とされている。これを満たすことで体育科の学力が得られると考えると、小学校体育科の学力とは、児童が自ら進んで運動に親しむ習慣を身に付け、自発的に運動する力であり、またさまざまな種類の運動が行えるよう基礎的な動きを理解し、実行できる力であると考える。
次に評価について。評価の観点は、運動に対する関心・意欲・態度、思考・判断、技能・表現、知識・理解の4点を考察する。
関心・意欲・態度では、運動に価値を置き、どんな教材に対しても積極的に参加できるか、礼儀正しく協調性を持って運動を行えているか、用具の取り扱い、点検や安全に留意しているか、など基本的態度を評価する。
思考・判断については運動を分析する力、例えば上手な友達を観察し、...