幼児教育課程論2分冊

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    玉川大学通信教育部レポート A評価

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    幼児教育課程論

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     教育課程とは幼稚園教育の目的、目標に向かい、入園から修了までの教育期間全体にわたってどのような教育を進めていくかを明らかにするものであり、幼児一人一人が充実した園生活を展開するために編成する「教育の全体計画」である。その編成にあたっては、幼稚園において生きる力の基礎が育成されることを目指し、教育要領の第2章に示すねらいが総合的に達成されるようにすることが特に重要である。このため、編成する際は次のことに留意する必要がある。
    まず教育期間や幼児の生活経験、発達の過程などを考慮して、具体的なねらいや内容を組織することだ。入園から修了までの教育期間を見通し、それぞれの発達の時期に展開される園生活に応じて適切に具体化したねらいや内容を設定する必要がある。幼児期は、自我が芽生え、自己を主張することから、次第に他者の存在を意識し他者を思いやったり、自己を抑制したりする気持ちが生まれる。それにより、同年代での集団生活を円滑に営むことができるようになる時期であることも考慮すべきである。教師がこうした幼児期の発達の特性を意識できるものではなくてはならないし、入園から修了までの園生活を見通し、きめ細やかな...

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