白内障 看護のポイント
術前
Ⅰ、視力障害によって周囲の状況を認知しにくいのに加え、高齢者では適応能力や判断力・理解力の低下、歩行不安定などの要因によって生活に不自由を感じたり、損傷を起こしやすい状態にある。安全・安楽に過ごせるように、環境調整や日常生活の援助を行う。 アセスメント 必要な情報 情報分析の視点 1、白内障の進行の程度
①自覚症状
②検査所見
③術後の眼帯の有無
④術後の視力回復の程度
⑤合併症の有無
2、疾患・症状に対する認識と理解
3、入院前の背景
①日常生活行動パターン
②性格
③腰痛・膝痛・その他日常生活に影響する症状の有無
4、入院による生活への影響
①環境への適応状況
②ADLの上体
5、サポートシステム 1、日常生活に支障はないか
2、損傷の危険性はないか
3、生活や安全に対する患者の認識はどうか
4、家族の協力は得られるか
看護診断 患者目標 ・視力障害、入院による環境の変化、安全に対する知識・自覚の決如、術後の片眼遮蔽に関連した損傷のリスク状態 ・視力障害および現状に対する正しい認識がもて、安全な行動をとることができる。
・視力障害による損傷などが生じ...