S0619 生活科教育法 合格レポート 2010年度

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    資料紹介

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    『「気付き」の階層と「気付き」の質が高まる過程について、テキストに示された実践例にふれて述べなさい。』
     生活科における「気付き」
     気付きとは、「子どもの内側に生じる認識あるいはその萌芽」であり、活動や体験とはまさに多様なことに気づいていくプロセスだと言えよう。
     教師に求められる基本的な仕事は、子どもたちの多種多様な「気付き」にまず気付くことである。さらに、子どもが自分の気付きを意味づけられるように促したり、ある子どもの気付きを他の子どもたちと共有できるように働きかけたりすることなど、一人ひとりの気付きを活かして学びにつなげようとする配慮が教師に求められることになる。その際、「気づきの質」に気づくことが重要なポイントとなる。
     「気付きの質」を判断する基準は二つあり、一つは「よいわかり方」をしているかどうかである。「総合的認識」あるいは「総合的再認識」が成立している場合、「質の高い気付き」だと判断できる。つまり、「質の高い気付き」とは対象に対するより深い理解のことを指しているが、同時に腑に落ちる感覚や納得感が必然的に伴われるものである。
     もう一つの基準は、気づきの内容に関わるもの...

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