《踵骨骨折》

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    踵骨骨折についての概要をまとめたもの

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    踵骨骨折(p,427~430)   
    病態
    ・踵骨は足の縦アーチの後方部で、多くの足底筋が付着し、他の足根骨と強固な靭帯により連結して体重を支え、底屈運動においてはアキレス腱のレバーアームとして作用する。また、内返し、外返しが主運動の距踵関節や横足根関節を構成し、足根部の運動の中心的役割を果たしている⁶。
    ・足部骨折の中で最も多い骨折であり、ほとんどの場合距骨-踵骨-地面という長軸の関係に、落下などによって急激で強い圧迫力が生まれ、距骨-地面に挟まれている踵骨に働き、圧迫により骨折を生じる。その圧迫力が大きければより変形の強い骨折となる³。
    ・治療の際に最も重要視しなければならない後距踵(距骨下)関節面の異常があるかないかによって分類している多くの中から最も使用されているESSEX-LOPRESTIの分類を記載する²。
     Ⅰ、距踵関節面を含まない骨折(関節外骨折)
      Ⅰ―A 踵骨隆起骨折
      Ⅰ―B 踵立方関節を含む骨折
     Ⅱ、距踵関節面を含む骨折(関節内骨折)
      Ⅱ―A 転位のないもの
      Ⅱ―B 舌型骨折(転位のあるもの)
      Ⅱ―C 関節(中心)陥没型骨折
      Ⅱ―D 載距突...

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