麻酔導入時の看護

閲覧数5,578
ダウンロード数13
履歴確認

    • ページ数 : 7ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    タグ

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    麻酔導入時の看護
    1)全身麻酔法の種類と特徴
    全身麻酔法とは、麻酔薬の効果で中枢神経機能を抑制することによって、①無痛、②意識の消失、③不動化(または筋弛緩)、という全身麻酔状態を可逆的につくるものであり、次のような種類がある。
    (1)吸入麻酔
    吸入麻酔薬を吸入することによって、肺胞毛細血管内から血液中に麻酔薬が溶解し、脂肪や筋肉などの組織に取り込まれながら、中枢神経(脳組織)に達するものである。麻酔薬は特に脂肪組織に多く取り込まれるので、肥満患者の吸入麻酔の導入や覚醒には時間を要するということを理解しておく必要がある。
    最も一般的に実施されているのは、気管内に挿管した気管内チューブを使用する方法である(図1-10)。手術が短時間の場合は、マスク使用で実施することもある。
    ①主な吸入麻酔薬
    1.ガス麻酔薬:沸点が低く常温下で気体のもの
    ・笑気(N20)
    →鎮痛作用がある。筋弛緩作用はない。他の揮発性麻酔薬と併用して用いる。
    2.揮発性麻酔薬:沸点が常温より高く、液体を気化させて使用するもの
    ・イソフルレン(イソフルラン)
    →フォーレン:強い鎮痛作用と筋弛緩作用がある。頻脈・血圧低下を生...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。