「先生ママみたい」を熟読し、保育所と幼稚園の法的な違いを認識した上で保育士の役割と幼稚園の教師の役割について論じなさい。B評価です。
保育者論(2単位)第1設題
「先生 ママみたい」を熟読し、保育所と幼稚園の法的な違いを認識した上で保育士の役割と幼稚園の教師の役割を論じなさい。
まず、保育所と幼稚園の法的な違いを説明する。保育所とは、就学前の児童を対象に保育を行う保育施設である。一般に広義には、乳幼児を対象に保護者の労働などの事情で、家庭での養育・保育が困難な場合に、主に朝から夕方・夜までの一定時間、家庭から日々通わせて、必要な保育(保護者では困難な教育的な目的も含む)を行う施設を広くそのように呼んでいる。狭義には、このような保育施設のうち、1947年制定の児童福祉法に規定された児童福祉施設の一種で、法に基づく保育施設のことである。
法的には、児童福祉法に基づき地方公共団体が設置した公立保育所および、個人・私法人などが都道府県知事(および政令指定都市
・中核市の市長)の認可を受けて設置した私立保育所のことを言う。認可の基準は、児童福祉施設最低基準(厚生労働省令)である。
この「先生ママみたい」の舞台であるのが保育所である。次に幼稚園については、就学前の児童を対象に保育を行う保育施設である。一定の年齢...