道徳 学習指導要領の変遷について

閲覧数2,463
ダウンロード数0
履歴確認

    • ページ数 : 9ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    「学習指導要領の変遷について」
     第2次世界大戦が終結し、それと共に日本の教育理念に関しての論争が起こった。それは「教育勅語」か「教育基本法」か、という論点である。1947年、世論の中で民主化が高まる中、アメリカの厳しい管理下にあった日本は「教育基本法」を成立させた。一方、明治時代から日本の教育界を席巻していた「教育勅語」は依然としてその威力を持っていたため、二つの異なった教育理念が学校現場でまかり通っていた。しかし、昭和23年の衆議院による「教育勅語等排除に関する決議」と参議院による「教育勅語等の失効に関する決議」により、「教育勅語」は完全に否定されることとなった。それでは、このような歴史的な背景の中で、「学習指導要領」はどのように変遷してきたのか。以下で述べて行きたい。
    ・指導要領の発足と初期変遷
    指導要領そのものはいつ作られたのだろうか。江戸時代には、むろんこのようなものはなかった。寺子屋の師匠が自分の思い通りに手習いの指導を行っていた。1872年に日本で初めて学校制度が作られた時でさえ、存在しなかった。当時はどの本を使用しても問題はなく、自由発行・自由採択であったのだ。しかし、...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。