1)研究課題名
福祉系高等学校に求められる介護福祉士の専門性とは
2)
①研究課題設定の理由
現在、介護福祉士に求められる専門性を考えた時に、まず社会福祉士及び介護福祉士法等の一部を改正する法律により、介護福祉士は、介護福祉士の名称を用いて、専門的知識及び技術をもって、「身体上又は精神上の障害があることにより日常生活を営むのに支障がある者について心身の状況に応じた介護を行い、並びにその者及びその介護者に対して介護に関する指導を行うことを業とする者」と定義されている。よって、介護福祉士に求められる専門性も時代とともに変化し改善されなければならないと考えられる。
また、介護福祉士国家試験受験資格が福祉系高校で得られるので、福祉系高等学校に求められる介護福祉士の専門性について考えてみたいと思う。
②研究課題に関する調査・研究
近年、介護福祉士の重要性が高まる中、去年行われた第22回社会福祉士及び介護福祉士国家試験の受験資格別の割合でみると、福祉系高等学校の割合が全体の6.5%を占めていることが分かる。また、受験資格別でみると、福祉系高等学校の合格率は54.9%で総数の50.2%を上...