五文型とはいったい何なのだろうか?西村 喜久著『理屈でわかる英語13文型』がいう「五文型とは不親切きわまりない文型である。」はまったくそのとおりだ。また似たようなことも述べる著者も多いが、いずれもみな考えは同じであろう。単純な文でしか扱えないこの五文型はもはや五文型だけでは限界だ。そこで他にどのような文型が必要かを順に述べていきたいと思う。結論からいうと最低でも12文型が必要である。その中でも私が特に注目を置いている文型はSVとSVCである。この二つを細かく推察しながら文型とはどのようなものかを述べていきたいと思う。
まず第一文型である。高校で習う第一文型とはいったい何なのか、そして本来第一文型とはどう扱われるべきかを考察していきたいと思う。次の例を見ていただきたい。
1. S+V+移動できない副詞
2. S+V+移動可能な副詞 I swim in the river.など
3. S+V+A
4. S+V+Cs
5. S+V+Cs+A
6. S+V+Od
7. S+V+Od+A
8. S+V+Oi+Od
9. S+V+Od+Co(目的格補語)
10. S+V+Od+Cs(主格補語)
11.S+V+Od+Co+A
12.S+V+Oi+Od+Co
五文型とはいったい何なのだろうか?西村 喜久著『理屈でわかる英語13文型』がいう「五文型とは不親切きわまりない文型である。」はまったくそのとおりだ。また似たようなことも述べる著者も多いが、いずれもみな考えは同じであろう。単純な文でしか扱えないこの五文型はもはや五文型だけでは限界だ。そこで他にどのような文型が必要かを順に述べていきたいと思う。結論からいうと最低でも12文型が必要である。その中でも私が特に注目を置いている文型はSVとSVCである。この二つを細かく推察しながら文型とはどのようなものかを述べていきたいと思う。
まず第一文型である。高校で習う第一文型とはいったい何なのか、そして本来第一文型とはどう扱われるべきかを考察していきたいと思う。次の例を見ていただきたい。
He studies very hard.
多くの学生はSV、つまり第一文型であり、残りのvery hardを修飾語として文型に入れないことにしている。さてそこで問題である。結論からいうとこの文はS+V+副詞の語順でないと用いることができない文型である。西村 喜久氏は「very hardは形容詞+lyのような移動可...