地球環境の悪化に対する対策

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    地球環境の悪化に対する対策

     一般に、近年の人口増加が地球環境の悪化を加速するものの一因であるといわれている。「人口爆発」や「飽食の時代」と形容されることでも知れるこの人口増加であるが、そうであるとすると、人口増加を抑えることによって地球環境の悪化を食い止められる、ということになる。では、本当に人口の増加を抑えなければ地球環境の悪化は阻止できないのであろうか。

     現在、世界の総人口は年々増加している。この人口増加は特に発展途上国で著しい。「人口爆発」は現在においては局地的であるのだ。しかし反対に先進国である日本においては出生率は年々減少し、近年ついに日本の総人口も減少した。では、地球環境の悪化を食い止める為には発展途上国が注意を払っていかなければならないだけなのだろうか。

     地球環境問題で最も大きく取り上げられている地球温暖化問題を取り上げる。この原因となるのは温室効果ガスと呼ばれる二酸化炭素やメタン、窒素酸化物などである。この温室効果ガスの排出量は、発展途上国よりも日本などの先進国のほうが多く、その量の多さはほぼエネルギー資源の消費量の多さに比例する。発展途上国でもエネルギー消費は進みつつあるが、依然として先進国のエネルギー消費量のほうが多い。現在、多くのエネルギー資源を消費しているのは先進国であり、地球環境の悪化を進めているのも当然ながら先進国ともいえるのである。

     私は先進国が温室効果ガス量を削減することにより、地球温暖化は食い止められると考える。日本やアメリカをはじめ、京都議定書の削減目標に達していない国はまだたくさんある。そして、近年進みつつあるマイバックの持参や、条例指定などもされるようになったアイドリングストップなどの身近な行動が、地球温暖化を食い止め、地球環境の悪化に歯止めをかけていくと私は考える。
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