コルセットの歴史からみる西欧の女性の立場

閲覧数7,538
ダウンロード数8
履歴確認

    • ページ数 : 5ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    タグ

    女性文化ヨーロッパ労働フランス中世身体世界

    代表キーワード

    文化

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    1、はじめに

    コルセットは、中世から20世紀初頭にかけて西洋の女性たちのウエストを締め付けてきたといわれている。なぜ女性たちは、過剰な紐締めが及ばす健康上の危険と闘いながらもコルセットを愛用してきたのだろうか。

    本レポートでは、コルセットの文化について明らかにし、その時代の背景と女性について検証する。
    2、コルセットとは

     コルセットとは、胸や腰を引き締めるための女性用の補正下着のことである。一般的にドレスの下に着用し、中世から20世紀初頭にかけてヨーロッパやアメリカで流行した。

    18世紀までは上流階級の女性のみが使用していたが、19世紀から大衆化し、西洋では一般的な下着であったといわれている。
    3、コルセットの起源

    コルセットが一般化されたのは中世だと言われている。しかしその起源は古く、紀元前1500年前のクレタ文明の女性たちはコルセットに似たようなものを着用していたといわれている。

    古代ギリシアの文化では、バストを強調したりウエストを締め付けるためではなくサポーターとして、バストをおさえたり腹部を平たくする帯状の下着が用いられていたという。

    しかしローマの時代になると...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。